加藤マニ監督コメント

「CUBERS はわたしにとって、初めて MV を作ったボーイズグループであり、結成初期からインディーズ 期において、6 本のミュージックビデオでご一緒しました。2019 年のメジャーデビュー以降の活躍もと ても嬉しく眺めながら、ソロ作を含む 2 本のビデオも作る機会もあり、まさしく「男子三日会わざれば 〜」の言葉どおりの成長を感じたこともつい最近のように覚えています。

そうした芸能人でありアイドルでありながら、どこか親しみやすいボーイ・ネクストドアー(隣に住んで る男の子)というムードをも持ち合わせた 5 人、誰一人欠けることなく走り続けた稀有な存在が、今年の 3 月で 9 年弱の活動に終止符を打って解散することになりました。

わたしはいくつかのアーティストで「これが最後の MV です」と言われて制作することがしばしばあり ますが、なんというか、CUBERS の場合「これまでの総決算のようなセルフオマージュ」にするよりも 「みんなで彼らを送り出すセレモニー」にしたかったのです。

そういうわけで、本ビデオは CUBERS の卒業式です。ファンクラブの皆さんにも多数列席いただきまし た。ありがとうございます。映像の中でしばしば空席を見かけることがあるかもしれませんが、それは 撮影に来られなかった皆さんのために空けておきましたので、お気持ちだけでもぜひ、ビデオの中の座 席におかけいただけたら嬉しいです。

それにつけても、本当にこれでおしまいだなんて、惜しいな。もったいないな。と、わたしは今も思っ ていますし、きっと皆さんも同じ気持ちだと思いますが、こんなにたくさんの人たちから惜しまれつ つ、全員揃って笑顔でお別れができるなんて、それはそれでものすごく幸せなことのようにも思いま す。歌詞の通り、もう行かなくちゃいけませんね。これからのみなさんの人生に、より一層の、幸多か らんことをお祈り申し上げます。」

作詞作曲 チーフマネージャー堀切裕真コメント

「CUBERS が 3.31 で長い歴史に幕を閉じます。そんな CUBERS の最後の新曲を僕が書かせていただきま した。どんな歌詞でどんなトーンで送り出そうか、またどんなアレンジでどんなメロディで送り出そう か、散々制作するにあたり悩みました。CUBERS のマネージャーではあるものの、メンバーとスタッフ の垣根を超えた同志のような感覚があり、心の底からの感謝と代え難い愛情があります。一緒に夢見て 走り続けた青春の 9 年でした。そんな彼ら 5 人にどんな曲で最後送り出すべきか非常に悩ましかったで す。歌詞の意図をここで話したりするのは野暮だと思いますので、音を通して、メンバーの声を通して ファンの皆さんに感じてもらえたらそれが何より幸せです。ファンの皆さん、CUBERS の今後の人生に 花を贈る気持ちで書きました。ぜひ聴いてください。」